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糖尿病の症状について

こんにちは、今回は「糖尿病の症状」についてお話ししたいと思います。血糖値が高いと、尿の量が多い、トイレの回数が多くなる、体がかゆい、できものができやすい、傷が治りにくい、足がつる、だるい、お腹がすく、食べてもやせる、といった症状が現れ
てきます。さらに血糖値がきわめて高い場合には、昏睡に至ることがあります。しかしながら、糖尿病の症状は気付きにくいことが多く、血糖値が少し高いくらいでは全く症状のないことがほとんどです。ただしその程度の高血糖でも合併症は徐々に発症・進行していきます。ですから「症状がないから大丈夫」なのではなく、症状があれば血糖値はかなり高くなっているといえます。そのため無症状であっても普段の血糖値を良好に保つ必要があります。具体的には過去1,2か月間の平均血糖値を反映するHbA1c値を7%未満を維持すると合併症が予防できるとされています。そのため糖尿病の患者さんは定期的に通院して血液検査を行う必要があります。次回は糖尿病の合併症に関してお話しします。