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コロナワクチン3回目接種で感染率、重症化率が低下

こんにちは、本日はコロナワクチンの文献について紹介します。すでに2回接種した人に3回目を追加で接種すると、コロナ感染の感染率および重症化が顕著に低下するといった内容です。国内でも3回目接種について議論されていますが今後、4回目、5回目と定期的にコロナワクチンを接種する必要があるかどうか気になります。

Protection of BNT162b2 Vaccine Booster against Covid-19 in Israel.
Bar-On YM, et al. N Engl J Med. 2021 Sep 15. 

 イスラエルで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するmRNAワクチンBNT162b2(ファイザー社/ビオンテック社製)の3回目追加接種(ブースター接種)の有効性を評価。
 5カ月以上前に2回目ワクチン接種を完了した60歳以上の成人113万7804例を対象とし、12日以上前に追加接種を受けたグループ(追加接種群)と追加接種を受けなかったグループ(非追加接種群)のCOVID-19罹患と重症化の割合を比較した。
 その結果、追加接種から12日以上経過後、追加接種群は非追加接種群よりも感染率が11.3倍(95%CI 10.4-12.3)、重症化率が19.5倍(同12.9-29.5)低かった。3回目追加接種から12日以上経過後の感染率は、追加接種から4-6日経過後の感染率よりも5.4倍(同4.8-6.1)低かった。