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ステロイド+スタチンで甲状腺眼症が改善

 低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)値が2.97 -4.88mmol/L(114.8~188.7mg/dL)の中等度ないし重度の甲状腺眼症患者88例を対象に、グルココルチコイド静注(ivGC)と経口アトルバスタチン併用による転帰改善効果を第II相無作為化臨床試験で検討した(STAGO試験)。
 修正intention-to-treat集団(80例、女性78%)の解析の結果、24週時の主要複合評価項目(眼球突出、臨床的活動性スコア、瞼裂および複視)での奏効達成率はivGC+アトルバスタチン併用群51%、ivGC単独群28%と併用群で高かった(寄与危険度0.23、95%CI 0.02-0.44、P=0.042)。88例中21例(24%)で26件の有害事象が発生した。治療中止率は各群2%と差はなく、重篤な有害事象の発生はなかった。

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