当院では肥満症の治療を積極的に行っています。
肥満症があると、糖尿病、高血圧、高脂血症、脂肪肝などの様々な健康障害が複数発症し、これらを放置してしまうとドミノ倒しのように病気が一気に進み日常生活の質を低下させ生命の危険を生じます（図１）。肥満症の治療の基本は減量であり、内臓脂肪を減らして肥満に合併する疾患を予防・改善することです。肥満症に含まれる合併症は体重減少により改善できるので、肥満症では食事・運動療法を基本とし現体重の3%以上、高度肥満症では5〜10%を減量目標として治療を行います。一部の肥満では、甲状腺や副腎などのホルモン異常や、薬物（糖尿病の薬、インスリンの過量投与、精神病の薬など）の副作用などによっても生じますので精密検査も行います。また、当院では最新のInBody970を用いて筋肉量、体脂肪量、基礎代謝量を測定することにより、具体的な食事・運動療法の提案も行っております。

肥満や体重増加でお困り方は、ご相談下さい。
食事療法や運動療法、糖尿病のある方は減量効果を期待できる糖尿病治療薬の使用。高度肥満のある方で適応のある方は抗肥満薬や減量手術目的で関連病院への紹介をさせていただいております。