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心血管死、危険因子の除去で半減する

こんにちは、動脈硬化は心血管疾患の原因となるため、その危険因子となる糖尿病や高血圧、高脂血症、肥満などの治療は欠かせません。今回の文献ではそれらの危険因子が完全になくなると心血管疾患による死亡が半減すると報告しています。すでに治療中の人も良好な血糖、血圧、コレステロール値や体重の維持が重要です。

Cardiovascular Mortality Associated With 5 Leading Risk Factors: National and State Preventable Fractions Estimated From Survey Data.
Patel SA,et al. Ann Intern Med.2015 Aug 18;163(4):245-53.

米国で、行動危険因子サーベイランスシステム(BRFSS)の45-79歳を対象に、主な心血管リスク因子の除去/軽減による心血管死亡回避可能率を横断的コホート研究で推定。2009-10年での高コレステロール値、糖尿病、高血圧、肥満、喫煙の完全な除去に関連する心血管死亡回避可能率は男性54.0%、女性49.6%と推定された。