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減量効果に遺伝子型は無関係

こんにちは、肥満関連遺伝子としてFTO遺伝子が知られています。遺伝要因があり/なしで食事や運動療法、また薬物療法の効果に差が出るように思われますが、今回の文献では減量治療の効果にFTO遺伝子型は影響しないと報告しています。

FTO genotype and weight loss: systematic review and meta-analysis of 9563 individual participant data from eight randomised controlled trials.
Livingstone KM et al. BMJ.  2016;354:i4707

食事や運動、薬物による介入後に肥満が改善した肥満成人のデータを基に、FTO遺伝子型の影響をシステマティックレビューとメタ解析で評価。無作為化比較試験8件の過体重または肥満成人9563例のデータを解析した結果、介入後のBMI、体重、ウエスト周囲径の変化量に遺伝子型間で有意差はなく、介入効果はFTOマイナーアレル保有者でも同等だった。